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溢れる情報のなかで

先日、新聞の購読延長をした妻から聞いた話では、隣近所でも取っている人は随分少なくなっているという。

我が家では、かれこれ40年近く毎日新聞だ。私はほとんど目を通すことはないけれど、妻が読み慣れているというし、毎週楽しみにしている読み物もあるらしい。情報など、幾らでもネットで手の入れることができる現代社会においても、やはり紙面の良さはある。因みに、電子書籍なんて読むに疲れてしまう。とても不便。

活字にはいろんな力がある。書を手に取り字面を読み進めば、想像力も働く。子供にとっては、人として大切な情操部分を養うことにもなる。

益々利便性に富んだ時代に生きようと、情報氾濫のないアナログの時代を知る者にとっては、その波に溺れることもなく、何時でも心をシンプルにリセットできる。

今の時代、生活費を切り詰めてもスマホ代には金をかけるという。スマホが命。

大切な部分を手元に置く人間は、ある日突然、このFacebookの類がなくなっても別に驚かない。Facebookが消えても、私はこれまでどうりの私なのだ。

我を忘れ枝葉に生きながら、大切な幹を忘れていないか。

相談Dr.Next